TED 日本語字幕の表記ガイドライン

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[定型文・定訳集]


TED字幕ルール早見表
字幕1枚の表示時間 1~7秒
1秒あたりの字数の上限 10 文字/秒
字幕1枚の行数の上限 2行
1行の字数の上限 21 文字
字幕開始タイミング 発声から100ミリ秒以上先行しない
改行位置 意味的なまとまりを切らない
字幕1枚の行のバランス なるべく均等に
字幕の構成 ある文の末尾と次の文頭を1つの字幕にしない(一方が完結している短文なら良い)
文の分け方 字数制限を超えない限り、1文を細かく分けすぎない
音の表記 (丸括弧で囲む)
画面上の文字の文字起こし [角括弧で囲む]
句読点 読点の代わりに半角スペース、句点の代わりに全角スペースを使う

講演情報

タイトル
タイトルは視聴者がそのビデオを見ようと思うかを左右する大切なものです。いたずらにキャッチーなタイトルをつけようとせず、まず原文タイトルの翻訳をじっくり考えましょう。どうしても良いタイトルにならない場合は、ビデオのメッセージをよく伝えるタイトルを工夫して、翻訳、レビュー、承認の三者で相談して決めてください。
TEDx talk のタイトルは、タイトル | 講演者名 | TEDxイベント名 という順に、半角の縦棒 "|" で区切ります。 (2014.7.28 変更)
TEDxイベント名 がひと固まりの固有名詞と考えて、イベント名は訳さず原則英語表記のままにします。 (TEDx地名の地名部分が読みにくい場合は補足してもよいかもしれません。)
(旧 TEDxのタイトルは、講演者名「タイトル」(TEDxイベント名)というスタイルでした。)
TED-Ed のタイトルは、
 タイトルはどんなスタイル? ― アレックス・ジェンドラー
 タイトルはどんなスタイル? / アレックス・ジェンドラー
というように、全角のダッシュ、または全角のスラッシュでタイトルと講師の名前を区切ります。
スピーカー名
国内で通用している表記がある場合それを使います。特定できない場合にはオリジナルの発音に近い表記とします。発音を確認する資料としては、本人のインタビュー映像、TEDTalk の MP3 版、発音辞典、Google飜訳の発音機能などが使えます。
同じスピーカーが他の TED talk、TEDx talk でも話していないか探して参考にしてください。
氏名は中黒「・」で区切ります。
ハイフン「-」の代わりに「=」(半角の等号)を使ってください。
(注意) 間違った発音で出版されている場合もあるので、ソースをいくつか調べましょう。
http://www.speech.cs.cmu.edu/cgi-bin/cmudict
発音辞書
FORVO(音声付) http://www.forvo.com
外国人名読み方辞典 http://www.weblio.jp/cat/dictionary/gkjyj
http://www.weblio.jp/content/xxxxxxx?dictCode=GKJYJ というリンクで検索できます。(xxxxxxx の部分に人名を入れる)
Pronunce names (音声付) http://www.pronouncenames.com
Description
「です・ます調」を基本とします。
日本の TEDx のトランスクリプトを作る時はDescriptionの長さは2・3文。トークの内容を簡単に紹介します。ここに講演者の経歴を追加しても良いことになっています。 (2014 年夏から。トランスクリプトの場合)
説明文のところでは、原則としてスピーカー名は敬称略とします。
句読点は、「、」「。」を使います。
イベント名は訳さず、原則として英語表記のままにします。 (TEDx地名の地名部分が読みにくい場合は補足してもよいかもしれません。例: TEDxSãoPaulo(サンパウロ))
“TEDx is a program of local, self-organized events…”という定型の TEDx が何かという紹介は、翻訳元に書いてあっても省略します。
TEDx ビデオの定型文は、末尾に移動してください。定型の訳を利用してください。 [定型文・定訳集] 
This talk was given at a TEDx event using the TED conference format but independently organized by a local community. Learn more at http://ted.com/tedx .
「このビデオは、TEDカンファレンスの形式で地元コミュニティが独自に運営するTEDxイベントにおいて収録されたものです。詳しくは http://ted.com/tedx をご覧ください。」 (TEDx の Disclaimer、 2015年12月の変更後のバージョン)
This talk was given at a local TEDx event, produced independently of the TED Conferences.
「このビデオはTEDカンファレンスとは独立して運営されるTEDxイベントにおいて収録されたものです。」

本文

字幕のスタイルについては、早見表にまとめました。

文字数(早見表補足)
最長10文字/秒くらいを目安にする。
映画字幕は4文字/秒で訳す慣習がありますが、講演の場合は映画のように映像を見る時間を確保する必要性は低いので、読み切れる範囲内で、できるだけ内容やニュアンスを落とさずに訳しましょう。[字幕の長さを確認する方法]
句読点(早見表補足)
句点 = 全角スペース or 改行
読点 = 半角スペース
連続した半角スペースはAmaraが半角スペース1つに置き換えてしまうため、半角スペース2つではなく全角スペースを使います。
項目を列挙するときの区切りとして、読点を入れた方が半角スペース区切りより読みやすい場合は、読点を使います。例えばカタカナ語を列挙する場合です。
数字
1桁なら全角
2桁以上半角
混ざっていたら通常半角
1万 が 10,000 より短くて読みやすい
12,500 が 1万2千5百 より短くて読みやすい
日付は半角 (8月12日 とする。8月12日 とはしない)
漢数字と算用数字
一般的な表記法に従う(慣用的な語,数量的な意味の薄い語は漢数字 例:一人前、一種独特)
単位
メートル法に変換
ドル以外の場合は必要に応じて日本円に換算する。()に入れても良い
大雑把な数字は大雑把な数字として訳して、数字の精度について誤った印象を与えないようにします。
引用符
「」 or ダブルクォートを使い、引用全体を一組の引用符で括ります。
(注) ダブルクォートは、" " ではなく “ ” を使う。左側には左引用符、右側には右引用符を使います。
外来語
カタカナ語で表記が統一されていない場合は最も標準的なものを使うようにしてください。特に国語辞典に載っているような語については国語辞典の表記に従ってください。
このような場合に参照する国語辞典としては広辞苑が定番ですが、あいにく広辞苑はネットで無料で使えるようになっていません。ネットで引けるものとしては三省堂の大辞林 http://www.excite.co.jp/dictionary/japanese/ や小学館の大辞泉 http://dictionary.goo.ne.jp/jn/ があります。
国語辞典に載っていない語について最も標準的な表記を調べるには、googleで検索したときのヒット件数が参考になります。
題名
本、雑誌、記事、映画、番組、コンピューターゲームは『』でくくる。
オフィシャルな訳がない作品のタイトルは訳しません。文字数が許せば『英語(日本語訳)』とするのが親切かもしれません。
例:『 Visual Explanations (説明図の技法)』← 未訳の本です。説明図の技法というのは、内容を伝えるために仮に訳したタイトルです。
固有名詞
組織名称などの処理の工夫として定訳がない組織名は「英語(日本語訳)」とか、長いものなら「略語(日本語訳)」。以下のようなことを考えて、字幕ごとに判断します。
  • 字幕の長さを考慮して短く収まる手法を選ぶ。(バランス次第)
  • 組織名、固有名詞などは、英字を維持した方が、検索して深堀したい人の便宜にかなう。(カタカナ表記してしまうと、検索してもこの字幕だけがヒットする状況が生まれることがある。)
  • 組織が沢山でてくるトークなら、字幕の中でのスタイルの一致も判断材料に。
  • 組織名が、日本の視聴者にとって意味ある情報かを考える。
  • 例えば、略称の読みが、別の単語と同じ音になっていなど、視聴者に意味があるならカッコ書きで音訳を添えるのは親切かもしれません。
  • メロドラマのタイトルだったら、「オール・マイ・チルドレン」などと音訳するのも、雰囲気が伝わりそう。
  • 『戻ってきた帽子ネコ(The Cat in the Hat Comes Back)』と両方書いてあると、両方検索した段階で、実は日本語訳がないことがわかる。一読したときには、物語のタイトルとわかる。
解説・訂正
訳者の解説は()
トランスクリプトでのスピーカーの発言を訂正したという意味で挿入されている [ ] は、翻訳では省略して構いません。
強調する語彙や区切り
引用符で括ります。
例: よく脂ののった部分はトロと呼ばれます⇒
よく脂ののった部分は「トロ」と呼ばれます
状況音 (早見表補足)
(笑)/(Laughter) (拍手)/(Applause) (歓声)/(Cheers) (音楽)/(Music) などを使用します。
他のTEDの字幕に合わせましょう。(笑い)(拍手喝采)とはしないでください。
日本語の文字とのバランスを考え、全角のかな文字を囲むときには、全角の()がおすすめです。半角英数文字を囲むときには、半角の()を使ってください。                  
話者切り替えの表記
自明な場合は省略する。話者の紹介として、名前を出す必要があれば初回だけ出す。
初出を"(クリス・アンダーソン)"として、以降"(クリス)" などとしても良い。"ca:" だと視聴者には分かりにくいでしょう。"(司会)"などとすることも可能です。
行末のダッシュ (ダッシュのうまい使い方)
言い換えや挿入句であることを明示するときに使うと読みやすくなります。
次の字幕と強くつながっているのに途中で、字幕を切っているときに使います。
絶対に必要な時のみ使用し、使いすぎないようにしましょう。
日本語の文字とのバランスで、全角のダッシュ「―」がおすすめです。
スライドの解説 (早見表補足)
講演を理解するのに必要な場合は、注釈として [] で括り、スライドの内容を字幕として表示することができます。
日本語の文字とのバランスを考え、全角のかな文字を囲むときには、全角の[]をおすすめします。半角英数文字を囲むときには、半角の[]を使ってください。
(講演を理解するのに必要な場合は、注釈として()で括り字幕の下に出すことができます。)


(2016年7月30日版)

関連リンク

TED.com のガイドライン
http://www.ted.com/participate/translate/guidelines


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